■昨年末のことだ。深夜の帰宅途中、携帯電話に向かって大きな声で怒鳴りつけている30代前半くらいの男性を見かけた。その男性は、本当にモウ大変な剣幕であって、電話の相手に怒声・罵声を浴びせ続け、「アホ」「バカ」「死ね」などと罵り続けている。そしてついに、我慢ならんとばかりにこう叫んだものである。
「お前がクレオパトラにならねえ限り、許せねえよ!!」
■そうこうしている間に、クレオパトラにもらず年が明けてしまった。今年も一つ宜しくお願いします。一つ前のエントリーで一月半ぶり、と書いたが、また随分と開いてしまった。もっとちゃんと書かないとダメだな。書く事でしかほとんどモノを考えることの出来ない体質なのだから、ちゃんと書く。
■それにしても2010年か。2000年から10年、経ってしまったわけだ。この具合なら22世紀もアッという間の気がする。あっという間の人生だから、急がなくては。急いで、楽しいことをしよう。楽しいことのためなら、多少の楽しくないことは厭わない。
■そんなわけで昨年末は、2月公演のための台本をずっと書いていた。年内に完本すると大見得を切ったものの、上がらず。クレオパトラにでもならない限り、許して貰えないのだろうか。
小野寺邦彦