#008 台本の〆切だった 2009.6.10 WED
■台本の締切日だったのだ。
だが終わらなかった。未だ四分の一が残っている。残念だ。今週中には何とかしなくては。
公演まであと丁度一月、明日からは宣伝もスタートする。
■何か事件が起こった際に 、しばしば、当事者の所属先が「今は担当者がいないのでコメントは出来ない」 というでしょう。
訴えられたりした側が「書類が届いていないのでコメントは差し控えたい」と言うのも、よくありますね。
マアいわゆる常套句なのだけれど、しかし今日ニュースを聞いていて、報じられた5件のうち3件で「担当者がいない」のには笑ってしまった。担当者よ、どこにいるのだ。そんなに席を外していて仕事になるのか、担当者。 電話には出ないのか、担当者。メールにも返信しないのか、担当者。おお、担当者。
■今から5~6年も前のことになるが、用件があって日野にある警察署に行ったときのこと。
ある作業のため、一定時間道路にクルマを駐車させることを許可して欲しいという内容だったと記憶する。で、窓口に行ったのだ。その書類はどこへ提出すれば良いのか。
すると窓口に座っていた初老の男が言うのだ。
「今は担当者がいない、出直せ」と。
いや実はこちらは人に頼まれて、書類を渡せば良いとだけ聞いて来たので出直せと言われても困る。その担当者はいつになったら帰ってくるのか。と質問したのだ。
すると驚くべきことに、辺りに響き渡るような大声で一喝された。曰く
「話を聞け!日本語が分からないのかこのバカ。いないと言ったらいないのだ!何でも自分の思い通りになると思うなこの若造」と。
これが私用であれば一戦交える所存なのだが、何せ人に頼まれたことなのである。
それも明日の作業なので今日許可が取れないと困るとのことなのだ。
私は卑屈にもヘエヘエ申し訳ございません、と殊勝な態度で何故かコウボクの説教をその後10分あまりも拝聴することになる。
俺、こんなトコで何やってるんだろうかとジンワリ涙目になって来た頃、目の前のオマワリが言うのだ。
「で」
はあ?
「いや、だから、書類。見せて」
ハイ。
「・・・はい、OK。んじゃ。反省しろよバカ」
■えー。
お前だったんじゃん、担当者。いないっていったじゃん担当者。てゆーか私なんで怒られたのでしょうか。警察署に行って担当者はいませんか、と担当者に聞くと説教を喰らうのか。
問い質せばそのカラクリはこういうことらしい。
「私が訪ねた時間には、昼休み中であった」
で、昼休みの時間が終わったから担当者に復帰し、書類を受け取ったのだという。
その驚くべき言説に、自分が何か言い返すことが出来たのかまったく覚えてはいないが、ちょっと泣きながら帰ったことは覚えている。
■季節の変わり目である。今日も朝から雨が降っている。
小野寺邦彦
ラベル:
生活の冒険