#014 オワリ。 2009.7.11 SAT
■NHKで昭和50年の出来事を振り返る番組をやっていた。
■1975年。野球では広島カープが初優勝した年だとのこと。当時の映像で、広島市内での凱旋パレードの様子が流れたのだが、それが凄かった。
沿道に集まった人の多く(中でも女性が多かった)が、遺影を掲げているのである。
まるで戦争後の戦勝国の風景。
あんた、見なさい。カープは勝ったよ・・・。
1975年とは、まだそういう時代だった。ふとした生活の習慣や、考え方の中に、戦前・戦中の影響力が残っていた時代。
野球チームが優勝して、夫や父や祖父の遺影を掲げる女性たち。
■今、例えばサッカーのワールドカップで日本が優勝したとして、遺影を掲げる人が何人いるだろうか。 いたとして、その多くは特別な行動だろう。意図的なパフォーマンスとしてその行為はあるだろう。
■公演は最終日だった。さすがに千秋楽は良く入る。台本も予想以上に良く売れてくれた。ホっと胸を撫で下ろしたものである。今回は学校での公演ということで、若いお客様が多かった。18、19歳という人がゴロゴロいて、そして彼らに好評だったのが嬉しかった。
■勿論厳しいご意見も多く頂いた。これについてはまた項を改めて書きたい。
■マー兎に角終わったわけである。皆様、どうもありがとうございました。
小野寺邦彦
ラベル:
生活の冒険