#002 音楽など 2009.5.16 SAT


■音楽ばかり聴いている。

■日常、ほとんど音楽は聴かないのだけれど、3ヶ月に一度、台本を書くときばかりはかけっぱなしにしている。 一晩かけて2行しかセリフが書けなかった日でも、CDは5枚も聴いたという結果が残ればなんとなく達成感が得られる気がするから、というわけではなく(そういうわけもあるのかもしれないけど・・・) いわゆる「ながら族」としての習性である。

■ 本でも新聞でも雑誌でもいいから何か読みながらでないと一人で食事は出来ないし、風呂に入ることも出来ない。風呂で読む本を探してる内に小一時間も経ってしまうことも稀ではないのだ。 で、まさかパソコン睨みながら本を読むわけにもいかないので音楽を聴きつつ・・・ということになる。

■ところで今、パソコン睨みながら本読むわけにもいかないと書いたけど、これがパソコンでなくてノートや原稿用紙だったらどうかと考えたら、実はそれは可能なのだった。 というか、頻繁にやっている。 あの、つまりですね、どういうことかと言えば、ノートを広げてセリフを考えつつ、それとは何の関係もない読書をしている、ということです。 これ、説明するのすごく難しいな。

■つまり目で活字を追いつつ、頭の中ではセリフを考えている、という事態がですね、あります。かといって本の内容が頭に入っていないというわけではなく、またセリフを考えている頭が散漫になっているというわけでもない。両立しています。 新聞をぐいぐい読みながら、箸の動きも止まらない、という状態と同じですな。

■ ただマーその、これ、他人が見てたらサボってるようにしか見えません。 しかもサボってると思われて、話しかけられたら凄い怒ったりします。 今、考えてるんだから!って。 その人にしてみたら、アホぬかせ、サボってたではないか、と思いますね。 しかも読んでるのが大体マンガだったりスポーツ新聞とかだったりしますしね。 あ、音楽について書くつもりだったけど、マーいいか。

■一日中パソコンに向かっていて、台本はじわじわとしか進まないが、舞台で使う音楽ばかりが決まってゆく日々である。

小野寺邦彦